肌を綺麗に見せるために、ファンデーションは必須の化粧品です。しかし肌の「外側だけ」を綺麗に見せるだけで満足していませんか?最近、充実し始めているのが、プラセンタやヒアルロン酸といった美容成分をたっぷり配合したファンデーション=美容液ファンデーションです。肌の「外側」も「内側」も綺麗にしてみませんか?
美養ファンデーションと共に始めるハーブと美養講座
具体的な天然の美養成分について解説していきます。
今回は「バラ(セイヨウバラ)」です。
学名は「Rosa Damascena Mill」、英名ダマスクローズです。
植性は半落葉低木で、八重の花は春咲きと秋咲きとがあります。庭先や公園などでよく見かける最もポピュラーなバラです。
採取は開花した花を午前中につみます。実を取ります。
利用部分は花びらと実です。
乾燥法は雄しべを落とし、花びらを平たいザルに並べ、自然乾燥させます。実も乾燥させます。
浸出液は熱湯カップ1、ドライハーブ大さじ1の割合です。
利用法は、シャンプー、うがい薬、スキンケアローション、アイローションです。
美養効果は、荒れ性の肌、赤ら顔の肌によいです。シワの予防、日焼け、ひび、あかぎれに効きます。
バラの持つさまざまな薬効は古くから注目され、結核の治療などに用いられたこともありました。
ヴィーナスやキューピッドやバッカスなど多くの彫像にパラの冠がつけられているのは、バラがその美しさだけではなく、人々の生活にいかに重要なものであったかを示すものです。
裕福なローマ人はベッドをパラの花で埋めつくしてその上で眠ったといわれています。
ローズ水の市販品は4%のローズエッセンスを含む500cc入りのビンです。自分で簡単に作る場合は、蒸留水にローズエッセンスを数滴落とします。うがい水のように使うたびに作る場合は、蒸留水でなくても普通の水で、けっこうです。
ローズエッセンスの作り方は、蒸留して作るので器具も必要ですし、パラの花びらも大量に必要です。ふだん使うのでしたら浸出液かローズ水を利用するのが便利です。
ローズクリームは荒れ性の肌や赤ら顔の肌の方におすすめします。
二重鍋に密ろうと無水ラノリンを入れて弱火にかけ溶かし、少しずつベニバナ油を加えてクリーム状にします。クリーム状になったら、火から下ろし、温めたバラの浸出液を加え、泡立て器で強くかき混ぜます。
冷めないうちに安息香酸、ビタミンEを加え、よく混ぜ合わせます。
できたものは、不透明の容器に入れ保存します。
ローズとグリセリンのハンドクリームは手の皮膚に湿り気を与えてくれます。
ローズをキュウリの絞り汁に入れて、日焼け止めのローションも作れます。
また、ローズの浸出液はそのまま、うがい水としても使えます。口の中に芳香が残り、すてきな気分にさせてくれます。
参考になさってください。
なお、このような天然の美養成分と同時に考えたいのが美養に貢献してくれるファンデーションの利用です。
最近ではプラセンタやコラーゲン、ヒアルロン酸などが配合された「美養ファンデーション」が販売されています。
メイクと同時にスキンケアができる仕組みで、合理的ですね。美養したいのなら、ぜひこうしたものも活用してみてはいかがでしょうか。
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